お役立ちトピックス

トップお役立ちトピックスワーケーションで心機一転!職場に吹き込む、あたらしい風

ワーケーションで心機一転!職場に吹き込む、あたらしい風

ワーケーションについて

 ワーケーションとは、一般的に「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語であり、余暇を楽しみながら働く新しいスタイルとして紹介されることが多いイメージがあります。
 しかし、それだけではなく「チーム力や個々の創造力を高める、余暇を取り入れた柔軟な働き方」という側面も持ち合わせています。

キーワードは「非日常」

 働き手が職場や自宅を離れ、仕事しながら余暇を過ごす「ワーケーション」では、リフレッシュ効果に加え、人材教育・成長促進の効果が期待できます

具体的な例としては、以下が挙げられます。
・新鮮な土地における体験の中で、日常では得がたい気付きや学びがある
・地域との人的交流を通じて、仕事仲間や友人の輪が広がる
・今まで知らなかった地域社会の課題に触れることで、ESG(※)経営への関心が高まるきっかけとなる

※ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方が世界中で広まっています。

 日常から離れた環境であるからこそ、いつもとは異なる視点を持ち、視野を拡げることが可能になります。

ワーケーション導入のハードルとは?

 いつもと違うこと、新しい何かを始めるには「エネルギー」が必要です。もしも「ワーケーションしてみませんか?」と聞かれたら、どのように受け止めますか?
 「面白そうだな」と興味を持つ方は多いかもしれませんが、自社への導入を主体的に検討するとなると、「面倒そう」「そこまで時間や費用をかけられない」と感じる経営者や事業主もいらっしゃるでしょう。

実際の運用にあたって負担を感じやすい点について、以下の課題が考えられます。
・リモート環境やセキュリティに不安がある
・勤怠管理が煩雑になる(規程整備が必要になる場合もある)
・内容の企画や行程の調整に時間をかけられない
・費用がかかる 

では、これらのハードルを低くするために、具体的な解決策を一つずつ考えていきましょう。

テレワークトータルサポート事業でリモート環境を整備

 まず、ワーケーションの実施には、前提としてリモート環境の整備が必要となります。テレワークトータルサポート事業では、自社のリモート環境を整備するにあたり、ICT等専門家による伴走支援を受けることができます。
 専門知識を持つ相談相手がいることで、勤怠管理やセキュリティ対策、運用ルールの設定などを段取りよくスムーズに進めていくことができます

 テレワーク環境の整備は、柔軟な働き方の推進だけではなく、離職防止対策や災害時等のBCP対策(※)にもつながり、経営課題の解決にも貢献します

※BCPとは事業継続計画(Business Continuity Plan)の頭文字を取った言葉です。企業が取るべきBCP対策とは、自然災害やシステム障害、サイバー攻撃などの危機的状況下においても事業を継続するため、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

ワーケーションプログラムを活用

 具体的な内容の企画や行程の調整が煩わしいという問題には、既存のワーケーションプログラムを活用することが有効な解決策となります。
 地域創生のため「関係人口(※)」を増やすことを目的に、各地で開催されている自治体の支援事業を活用するのも一つの方法です。こうしたプログラムを活用すれば、より地元との人的交流が深まり、充実したワーケーション体験となるでしょう。

※「関係人口」とは、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと(移住を伴う「定住人口」、観光目的の「交流人口」とは区別される)

 一例として、一般社団法人日本テレワーク協会のホームページをご紹介します。温泉ワーケーションや地元企業とのコラボレーションなど、多種多様で興味深いプログラムが掲載されています。自社の目的に合ったプログラムや行先について検討し、探してみてはいかがでしょうか。

出典:一般社団法人日本テレワーク協会HP
▽ワーケーション情報
https://japan-telework.or.jp/workation_top/
▽地域別ワーケーション情報
https://japan-telework.or.jp/workation_top/place/

奨励金でコスト削減

 お金の問題には、公的な奨励金を活用することでコスト削減が可能です。
 東京しごと財団の「令和7年度ワーケーション勤務導入奨励金」をご紹介します。今年度から新たに開始された奨励金です。
 この奨励金は、テレワークの定着を図るため、都内中堅・中小企業等がワーケーション勤務を可能とする規定を新たに整備し、従業員がワーケーション勤務を実施した場合に支給されるという内容です。

▽詳細は、以下よりご確認ください。
東京しごと財団「令和7年度ワーケーション勤務導入奨励金」
https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/telework/workation/workation-kinmu.html

いま話題の『健康経営』への効果を期待されているワーケーション。
ワーケーションが可能なテレワーク環境を整備し、より魅力的な職場環境作りを推進してみませんか?

お電話でのお問合せはこちら

電話番号 03-6800-6004

受付時間 9:00〜17:00(平日のみ)